「WIN」が他のサバイバルオーディションより残酷な理由
[뉴스엔 이민지 기자]「WIN」の初回放送が大きな反響を呼んでいる。
8月23日に放送されたMnet-tvN「WHO IS THE NEXT-WIN」は、YGで8年ぶりにデビューする新人ボーイズグループを決めるサバイバル番組。
数年間、YGのトレーニングシステムを経た11人の練習生がWIN AチームとWIN Bチームに分かれて熾烈な競争を繰り広げ、勝ったチームだけが「WINNER」というグループ名でデビューする。ヤン・ヒョンソク代表は、制作発表会で「今年デビューさせてから直ぐ、他のグループをデビューさせることはできない」とし「大衆を欺き、騙すことはしない」と明言した。
このサバイバル番組が本当に残酷な理由はここにある。
彼らは数年間、YGの歌手になるために練習生として過ごしてきた。不透明な未来と厳しいトレーニングで、諦める練習生も数多くいた。Aチームに属しているYGのベテラン練習生キム・ジヌは「毎月メンバーが7、8人ほど変わった。『いつかは僕もああなるだろう』という不安から遅くまで練習していた」と述べた。
今回のサバイバルで負けたチームの未来はより不透明になる。運よくチームを再整備してデビューしたり、他の事務所でデビューする可能性もあるが、皆バラバラになることもあり得るのだ。それぞれの切実な願いが番組にそのまま盛り込まれ、視聴者からも「残酷だ」「かわいそう」などの反応が相次いでいる。
視聴者は、10週間彼らのトレーニングとサバイバルを見守る。数十、数百、数千人が出てくるオーディション番組より、11人の練習生と心理的距離が近づくだろう。だからこそ、2チームのうち1チームが脱落するという事実が一層残酷に思えるのだ。
何より、個人別のオーディションではなくチームのオーディションなので、それぞれのメンバーが持つ負担も大きい。一人のミスが本人はもちろん、チーム全体未来に大きな影響を与えざるを得ないシステムだから緊張感は倍になる。
初回放送後、視聴者は「Aチームで気に入ったメンバーもいるし、Bチームにもいる。混ぜたいな」「両チームともデビューしたらダメなのかな。残酷だあ」「見ている立場としては緊張感もあるけど、どっちを選べばいいのか…」「みんな切実だよ」などのコメントを残した。
AチームはMnet「スーパースターK2」出身であり、最近ソロ歌手としてデビューしたカン・スンユン、SBS「K-POPスター」出身のイ・スンフンなど平均年齢20歳の5人組。BチームはMCモンの曲『インディアンボーイ』で12歳のラッパーとして活躍したB.Iと「K-POPスター」出身のク・ジュンフェなど平均年齢17歳の6人組である。
「WIN」はMnetとtvNだけでなく、韓国の大手ポータルサイトDAUMのモバイルアプリとホームページで同時放送される。9月17日からは香港、シンガポール、タイ、台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシア、カンボジア、ミャンマー、モルディブ、マカオなど10ヵ国以上のアジアの国家でも放送される。
2013. 8. 24.