YG・BIGBANG再契約、歌謡界の歴史的な前例を残す[BIGBANG再契約①]
[OSEN=최나영 기자] YGエンターテインメント(以下、YG)とBIGBANGが歌謡界の「歴史的な前例」を作った。
YGは2日午前、BIGBANGが再契約を結んだことを公式的に発表した。これをもってこれまで様々な視線を浴び、多くの「噂」が出てきたBIGBANGの所属が明らかになった。BIGBANGのYG存続は色々な面で特別な意味を持つ。
◈ 義理、それ以上のパートナーシップ
BIGBANGは2006年、シングルアルバム『Bigbang』でデビューした後2011年、再契約を結び実に9年間YGとパートナーシップを続けてきた。それに続き、2015年にもう一度再契約を結ぶことでYGとBIGBANG、両者の深い関係を強固なものにした。
歌謡界でこれほど長い間グループの全メンバーが一つの所属事務所で一緒に活動するのはすごく稀なこと。単純な義理、友情のような感情的で人情的な部分を超えて両者の間に明確なシナジー効果があることを示している。
YGの首長であるヤン・ヒョンソク代表は「BIGBANGがYGを作った。YGがBIGBANGを作ったとは思わない」と話したことがある。それほど、国内を越えてKポップスターとして海外で基盤を固めたBIGBANGの「現在」と「価値」を認めている。本人(会社)が制作したコンテンツとはいえ、視線が過去にとどまり変化するミュージシャンとの間隔を縮めることが出来ず、結局他の道を選択した事例が歌謡界には数多くあった。
BIGBANGもYGを彼らが思う存分器量を発揮できる最上の器であることを認知しているはずだ。ある歌謡関係者は「大型レコード会社のうち、アーティストに最適化しており、システムの面で体系化しているところはYGだ。YGがアーティストが持つ色を尊重している面で高く評価した。ヤン・ヒョンソク代表もYGの強みについて「曲作業する歌手を十分サポートすること」と応えたことがある。
◈ BIGBANGとYG、絶えまない変化
今の歌謡界でBIGBANGが最高の位置に立つことができた理由は単純な「維持」ではなく、絶え間ない変化と発展にあり、そのベースには彼らをサポートしリードするYGがあった。
2011年、再契約をする当時YGとBIGBANGは「アーティストとして新しいスタートをしてみよう」と意見をともにしたという。ヤン・ヒョンソク代表は「BIGBANGが再契約した5年という活動期間には新しい音楽スタイルが生まれ変われる」とし、「アイドルよりはアーティストとして認められるため生まれ変わる努力をすると約束した」と話した。
アイドルとしてスタートしたものの、今のBIGBANGはアイドルと決めつけられない一つのブランドとなった。当時、BIGBANGは従来のアイドルグループが歩んでいた道から離れ、新しい音楽スタイルをするアーティストとして「再ロンチング」するという覚悟で今後5年間の計画を立てたが、結果的にその計画は成功した。
BIGBANGは最近、アルバムを通じて音楽的かつ大衆的に、そして一つの文化現象的にその波及力を見せ付けた。YGがBIGBANGのために立てた長期計画の「本格的なアーティストへの跳躍」に成功したため、その次の姿にも自然と期待が寄せられる。YGがBIGBANGに与える新しい課題が何か注目したい。T.O.Pが番組を通じて明かしたように「発展がなければ未練を残さず終えよう」というほど覚悟が固いメンバーたちである。
◈ 9年+@、ブランドを守る長期プラン
多くの人がメンバーたちの軍入隊を目先の最大の課題と思っている。しかし、YGにはもっと幅広い長期プランがある。
ヤン・ヒョンソク代表は「初めてBIGBANGを作ったとき、打ち出したスローガンがある」とし、「韓国のアイドルは4年、5年しか活動できない。私は外国歌手のように長く活動するアーティストを作りたいと話したことがある」と希望を話した。
また、「BIGBANGは9年目であるにも、今も成長している。正直、20年が経っても活動してほしいと思う。軍隊は関係ない。BIGBANGはソロとしても問題がないため、ひとりが抜けても二人が抜けてもBIGBANGはできると思う」と、BIGBANGのこれからの活動についてすでに計画していることを知らせた。
すでに、メンバー一人一人として競争力を持つBIGBANGであるため、これからの活動においては様々な可能性があり、それほど制限はない。BIGBANGとYGがともに歩んできた道を振り返ってみると、想像以上の結果を期待してもいいと思われる。さらに、YGとしては根っこであり柱であるBIGBANGとの関係をさらに強固なものにすることで、所属後輩歌手たちのプライドも高まった。
2015. 11. 2.