[視線★ピープル]飛躍しているYGエンターテインメントの首長、ヤン・ヒョンソク

2015-06-11 09:20 am
tag.

[시선뉴스=이호] 現在、韓国の大衆文化のトレンドを引っ張っている芸能事務所は少なくない。

しかし、大衆性と芸術性を兼ね備えている事務所は一箇所しかない。それは、「ヤングン」と呼ばれるヤン・ヒョンソクが引っ張っているYGエンターテインメントである。

22275_29099_1555

ヤン・ヒョンソクは1992年、韓国の大衆音楽史に一線を画した「TAIJI BOYS」のメンバーとしてデビューし、ボーカルではソ・テジに、ダンスではイ・ジュノの影に隠れ存在感が薄かったが、現在は名実相伴う業界一位のプロデューサーとなった。

TAIJI BOYS解散後、ヤン・ヒョンソクはヤングン企画を立ち上げ、ヒップポップグループをロンチングし、その後YGエンターテインメントで事業を新たに始める。

22275_29103_2054

YGエンターテインメント(以下、YG)が始めて出したアーティストは97年にデビューしたJINUSEAN。JINUSEANは伝統ヒップポップを追求するラッパーらで、ヤン・ヒョンソクが直接作曲した『GASOLINE』というデビュー曲で強い印象を残した。その後、イ・ヒョンドが作詞・作曲、オム・ジョンファがフィーチャーリングに参加した『TELL ME』が大ブレイクし、YGエンターテインメントが広く知られる。

2000年、ソ・テジがカムバックした頃からソ・テジの6thアルバムのプロモーシャンやマネージメントを直接サポートし、2002年にはR&B専門のM.Boatエンターテインメントと手を組みフィソン、Gummy、WANTED、BIGMAMAなどの歌手をデビューさせた。

22275_29100_1555

ヤン・ヒョンソクはまた、1TYM、SE7EN、LEXY、BIGBANG、2NE1のデビューを成功させ、大衆から大きな人気を集め、韓流をリードする3大芸能事務所として位置づけられる。しかし、YGは大衆的な人気に満足せず、ヒップポップマニアの葛藤を解消させるための試みを続け、YGのアンダーグラウンドを形成し、Masta Wu、Stony Skunk、45RPMがそこに加わり音楽作業を行った。

ヤン・ヒョんソクは成功し続け、2009年上半期にはBIGBANGの日本進出を成功裏に推進した。上半期にはYGエンターテインメントの2番目の女性ヒップポップグループである2NE1の1stアルバム『1st Mini Album』をプロデューシングし、アルバム収録曲のうち1stシングルである『I don‘t Care』をヒットさせた。

2010年にはPSYがYGに合流したが、契約金0ウォンという破格的な条件で契約を結んだことが知られ話題となった。トラブルメーカーのイメージを持つPSYがYGに入り、シナジー効果を出せるかについて疑いの声が多かった。しかし、2012年PSYが発表したカンナムスタイルが大ブレイクし、国内だけでなくビルボードで2位にランクするなど高い成果を上げた。現在、ユーチューブでの再生回数が23億5千万回を超える歴代最高の成績を上げ、YGエンターテインメントを世界にアピールし、ヤン・ヒョンソクを株式富豪にした。

22275_29102_1556

YGは最新SNLで高い人気を受けている作家兼放送人であるユ・ビョンジェやコメディエンヌのアン・ヨンミを迎え入れた。これまで、ヒップポップ歌手やタレントに限ってマネージしてきたYGが彼らとどんなシナジー効果を発揮し、PSYのように大ヒットを生み出すことができるのか、彼らを選択したヤン・ヒョンソクの眼目に大きな関心が寄せられている。

YGは外見だけが売りのアイドルを目指さない。長い練習期間を経て能力が検証された後デビューさせる。しかし、一応デビューすればサポートを惜しまない事務所であり、仲間意識が強いため所属アーティストが誤った行動をすれば会社全体が非難されてもかばってくれる。このような実力志向主義や家族主義があり、音楽について真剣に考える人であればだれでもYGと一緒に作業することを歓迎する。

所属歌手らの自律性を優先し、それぞれの個性を最優先に考えEPIK HIGHのレコードスタジオを別途用意するほどの配慮、マニアックなようだが大衆的な面も満たせるような音楽を追及する眼目、手を出した仕事はいつも成功させるという自信を持っているヤン・ヒョンソク。 TAIJI BOYS時代にはボーイズのうち一人だったが、今はYGとボーイズの主張として最高の能力を見せ付けている。

2015. 6. 11.