「クィーンの帰還」BLACKPINK、レベルアップ…完全体として証明したクラス

2025-07-07 09:34 am

[OSEN=지민경 기자]BLACKPINKが、圧倒的なライブパフォーマンスで夏の夜を華やかに彩った。約2年ぶりに完全体としてカムバックした彼女たちは、グループの空白期間を感じさせない存在感で「クィーンの帰還」を証明した。

BLACKPINKは今月5日と6日の両日間、京畿道コヤン総合運動場のメインスタジアムで「BLACKPINK WORLD TOUR 『DEADLINE』 IN GOYANG」を開催し、新たなワールドツアーの幕を開けた。この公演は、『BORN PINK』ツアー以来約1年10ヶ月ぶりとなる単独ツアーであり、K-POPガールズグループとして初めてコヤン総合運動場メインスタジアムでコンサートを行うという新たな記録を打ち立てた。

合計7万8000人もの観客が会場を埋め尽くし、彼女たちがなぜ「グローバル・トップガールズグループ」と呼ばれているのかを改めて実感する場となった。

今回の「DEADLINE」ツアーは、BLACKPINKの音楽的ヒストリーとアイデンティティを集大成した、芸術の祭典だった。レディー・ガガやアリアナ・グランデらと共演してきた世界最高レベルのセッションミュージシャンやダンサー陣が参加し、大型スクリーンとライブに特化した音響システムが加わったことで、ステージはさらにドラマチックになった。

公演は『Kill This Love』を皮切りに、『Pink Venom』、『How You Like That』、『Shut Down』などBLACKPINKを代表するヒット曲が連続的に披露され、観客を熱狂させた。さらに『Whistle』、『Lovesick Girls』、『Pretty Savage』といった楽曲では、洗練されたパフォーマンスと魅惑的な雰囲気が融合し、ステージ上の「クイーン」としての存在感を再び刻みつけた。

特に同日は、BLACKPINKが約2年8ヶ月ぶりに発表する新曲『JUMP』が初公開された記念すべき日でもあった。メンバーたちは「今日、コヤンでしか聴けない特別な曲です」と紹介し、ファンに向けて初のパフォーマンスを披露し、観客は大合唱と歓声で応えた。中毒性のあるパワフルなリズムの中、BLACKPINKはまた新たな時代の幕開けを告げる瞬間を作り上げた。

また、4人のメンバーはそれぞれのソロステージを通して、より一層広がった音楽の世界観を披露した。JISOOは『earthquake』と『Your Love』で柔らかなカリスマを、LISAは『Rockstar』と『New Woman』でパワフルなパフォーマンスを、JENNIEは『Mantra』、『with the IE(way up)』、『Like JENNIE』で圧倒的なステージ掌握力を見せ、ROSÉは『3AM』、『toxic till the end』、『APT.』で繊細な感性と爽快なエネルギーを届けた。

公演のラストには、新曲『JUMP』がアンコールで再び披露され、会場はまるで巨大なパーティーのような熱気に包まれた。続いて、『REALLY』と『SEE YOU LATER』まで華やかなパフォーマンスを披露し、コヤンでの初ステージを完璧に締めくくった。

この日の公演は、BLACKPINKがなぜ「グローバルトップグループ」と称されるのかを明確に示すものだった。圧倒的なライブパフォーマンスとステージを支配する存在感、そして広大なスタジアムを揺るがすパワフルなパフォーマンスからは、各メンバーがソロ活動を経てさらに進化した姿がはっきりと感じられた。

LISAは「昨日から本当に緊張していたんですが、今もまだドキドキしています。皆さんがこんなふうに楽しんでくれている姿を見て、本当に嬉しいです」と語った。

続いてJENNIEは、「私たちの初めてのスタジアムツアーが始まるここコヤンに、こんなにも多くの方が来てくださって本当に感謝しています。上の階までびっしり埋まっているのを見て、嬉しかったです。今日を最後にワールドツアーへ旅立つことになりますが、また皆さんと会える日が来たらいいなと思います」と感想を述べた。

BLACKPINKはYGエンターテインメントとともに、今回のツアーを通じて「サステナブル公演」の実現にも積極的に取り組んでいる。環境に配慮した紙パック入り「BLACKPINK WATER」、炭素排出量を測るブース「YOUR GREEN STEP」、リサイクル意識向上を目的としたキャンペーンなど、社会的価値を重視した取り組みを盛り込むことで、公演にさらなる意義を加えた。

ちなみに、BLACKPINKは今回のコヤン公演を皮切りに、ロサンゼルス、パリ、ロンドン、バンコク、東京など、16都市で31回にわたるスタジアム級のワールドツアーを展開する予定だ。そして、世界各地のステージで、再び揺るぎない「クイーン」としての存在感を示していく。

2025. 7. 7.