「大型新人」iKON「大衆の前に立つ全てのステージがいい」

2015-12-02 12:22 pm
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[インタビュー]たくさんのことを成し遂げた1年…「あまりに早く成功したと?プレッシャーに感じたくない」

[오마이뉴스=이언혁 기자] 音源公開と同時にチャート1位を獲得し、規模が1万席以上の体操競技場でデビューコンサートを開いた。他の新人グループが「今年の目標」に立てても達成しにくいことをデビューすると同時に達成した。リアリティサバイバル番組に2度も出演し、生き残った彼らはiKON( B.I、KIM JINHWAN、BOBBY、SONG YUNHYEONG、JU-NE、KIM DONGHYUK、JUNG CYANWOO)という名で一つになった。

ステージでは新人とは思えないほどファンの心を鷲づかみにするiKONだが、取材陣の前では非常に緊張していた。「うまく行けばいいという希望はあったが、新人だからランキングよりたくさんの人々に聴いてもらいたかった。しかし、『MY TYPE』から1位にランクインした」と打ち明けたB.Iは「熱い声援に驚いた」と微笑んだ。

毎日が新しいというが、ステージに立つとき以外は練習生のときとあまり変わらないという。SONG YUNHYEONGは「デビュー前、サバイバル番組に出演しBIGBANGのコンサートでオープニングステージに立ったことがあり(デビューしたことを)実感できなかった。1年前は年末授賞式を見ていたが、今回は私たちも参加する。MelOn Music Awards当時、他の歌手と一緒にいた瞬間デビューしたことを実感できた」と話した。

iKONは11月、12曲が収録されたフルアルバムを発表する予定だったが、12月に延期した。その代わりに16日にシングル2曲を披露した。シングルにはYGエンターテインメントのプロデューサーであるTEDDYとKUSHが参加したタイトル曲『APOLOGY』と、ラッパーB.IとBOBBYのユニット曲である『ANTHEM』が収録された。JU-NEは『APOLOGY』について「TEDDY兄さんが歌い方や音程、拍子より感情を重視しているようだった。切なく、男らしく、素直で、悲しい感情を表現するため努力した」と説明した。

YG-ヤン・ヒョンソク‐BIGBANG-音源買いだめについて語る

力強いサポートも受けたが、ヤン・ヒョンソクとYGエンターテインメント、そして錚々たる所属歌手はiKONにとってプレッシャーだったかもしれない。デビュー前からBIGBANGと比べられてきたことについてB.Iは「BIGBANG先輩は様々なジャンルで多くの成果をなした。私たちにも経験や時間が必要だと思う。もっと頑張って最大限BIGBANGとは異なる道を歩むため努力しなければならないと思う」と話した。BIGBANGもiKONに「BIGBANGに似ているといわれてはいけない、同じ道を歩んではいけない」とアドバイスした。

YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク代表兼プロデューサーはiKONにとって誰よりも厳しい存在だ。B.Iは「褒め言葉よりは指摘やアドバイスをして下さる、すごく厳しく怖い方だ」と明かした。一方、KIM DONGHYUKは「時々、作業室に来てチェックした後アドバイスして下さる。徹夜で作業していたある日、ディレクティング中だったB.Iがうとうとしていたが、(ヤン・ヒョンソクプロデューサーが)B.Iに近寄って頭をなでて「大変でしょう」と慰めた。その時暖かさを感じた」と話した。

iKONはBIGBANGや2NE1などの先輩に負劣らない後輩になりたいと思っている。「事務所からたくさんサポートされたのも否定できない事実だ」と打ち明けたB.Iは「私たちも期待に応えるため努力しているため、いつか私たちの力でできる日が来る」と自信を見せた。それに続きB.Iは「これから力になって一緒にやれるシステムを作るのが私たちの使命だ」と付け加えた。

デビュー曲を発表すると同時に音源チャートで1位を獲得したため「音源買いだめ」を疑われたこともある。iKONはそれについてどう思っていたか。「気にならなかったといえば嘘だ」と答えたB.Iが「事実だったら傷つけられたかもしれないが、本当に事実ではなかった。買いだめはしたことがないためそれ以上気にならなかった」と話した。KIM DONGHYUKは「皆同じ考えだった。事実ではないことに縛られたり傷つけられず、やりたかった音楽に集中して素晴らしいステージを見せ続ければいいと思う」と話した。

「iKONならではの色を探すのが一生の目標」

iKONは高速成長した。早く成功したという言葉についてiKON「否定できない。新人としては身に余る人気だと思う、しかし、プレッシャーに感じるとマイナスになると思って、前向きに最善を尽くそうとしている」と話した。まだ、経験が浅いため未熟な面もあるが、経験豊かなプロデューサーからサポートを受けますますクオリティーを高めていくというのがiKONの覚悟だ。

「私たちならではの色を探すのが一生の目標だ。未熟で至らない点もあるが、今はそれがiKONの魅力ではないかと思う。メンバー皆ヒップホップが好きで、ヒップホップをベースとしているが、だからといってヒップホップだけがいい音楽とは思わない。様々な面を見せたい。今は、情熱的で自由な感じ、茶目っ気な面がiKONの魅力ではないかと思う」

頂点に立つのは大変だが、一気に奈落の底に落ちるかも知れない。「いい音楽をする歌手」として長く活動するために一番気をつけなければならないのがファン、大衆、そして社会の目だ。iKONは「誤解されような行動をしないことからはじめ、いつも注意している。メンバー同士に約束し、自ら念押した」と口を揃えた。デビューを待ち望んできた7人のメンバーはこれから着実にいい音楽を作り上げていきたいという、もう一つの切な希望を持っていた。

であれば、iKONが夢見るステージは何か。iKONは「ステージに立つことそれ自体がいい。必ず立ってみたいステージがあるというより、大衆の前に立つステージ自体が好きだ」と話した。「海外へ出ても恥ずかしくないレベルのグループ」になるために今日も練習室で、そしてスタジオで気を引き締めているiKONは毎日成長している。

2015. 12. 2.