[JUKE BOX] SOLの進化、『RISE』…4年間の空白の謎が解けた

2014-06-03 09:23 am

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[엑스포츠뉴스=정희서 기자] BIGBANGのメンバーSOLが4年ぶりに2ndアルバム『RISE』でカムバックする。「音楽が持っている純粋な真の力を表現したい」というSOLの心はアルバムの全曲にまんべんなく表れていた。黒人音楽をベースにしたかつての曲とは異なって、今回のアルバムは大衆性が感じられ、音楽ファンにもう一歩近づけたといえる。

SOLは3日0時、オンライン上の各種音源サイトを通じて、2ndアルバム『RISE』をリリースした。去年11月のミニアルバム『RINGA LINGA』以来7カ月ぶりで、正規アルバムとしては2010年1stアルバム『SOLAR』以来、4年ぶりのカムバック。

今回のアルバムには、タイトル曲『Eyes、Nose、Lips』をはじめ、『1AM』『STAY WITH ME』『BODY』『This Ain’t It』など、計9曲が収録された。

タイトル曲『Eyes、Nose、Lips』は重みのあるピアノの旋律をベースにSOLのボイスが心に響いてくるR&B曲。「君のことが忘れられない、君はもう行ってしまったのに/君のEyes、Nose、Lips、僕に触れた君の手、小さな指まで」「偶然でも、ほんの一瞬だけでも君に会いたい/日々不安になる」という歌詞は、別れた恋人への切ない気持を表現している。

さびの「Eyes、Nose、Lips」を語る歌詞とSOLの甘くて淡白なボーカルが融和し、感性あふれるR&B曲を仕上げた。SOLは黒人音楽の色を排除し、感性ボーカルを極大化することで、4年も待ってくれたファンの期待に応えた。

同日に公開された『Eyes、Nose、Lips』のミュージックビデオは、SOLのモノローグで前半を演出する。SOLは上着を脱いだ状態で、切ない顔で淡々と歌を歌う。SOLの首から唇、鼻、顔全体に移るカメラ・ワークは別れた恋人の目、鼻、口が忘れられないという歌詞を反映したもの。

ミュージックビデオは全般的に派手な演出を施すより、曲全体から醸し出される哀れで寂しい雰囲気を描いている。ミュージックビデオの終盤に女優ミン・ヒョリンの写真が燃えつくシーンとともに感情は頂点に至る。

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音源公開に先立ち、YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク代表は、SOLの2ndアルバムが単一タイトル曲を掲げていることに対して、「レコーディングまで完了した曲が計20曲あったが、量より質を優先したいというSOLの意見を尊重し、選りすぐりの9曲を収録した」「全曲がタイトル曲だといっても過言ではない」と自信を見せた。

3rdトラックの『1AM』は雄々しい電子音と強いビートの曲で、さびのリズミカルなメロディーラインが際立つ曲。次いで4thトラックの『STAY WITH ME』は、G-DRAGONが作曲・作詞に参加した曲で、彼のスタイルが多少感じられる

次いで、SOLが作詞・作曲に参加した5thトラック『BODY』は、電子音の効果を存分に使ったボーカルがユニークな曲。6thトラックの『This Ain’t It』はミディアムテンポのメロディーが特徴の曲で、静かな雰囲気が徐々に強烈に変わっていくのが印象的

『Let Go』は7thトラックに収録され、単調メロディーに構成された。TABLO作詞の同曲は「目を隠していた多くの欲も/手に余る利己心も/君へ辿る道にすべてを捨てて(Let Go)」という歌詞のリズムが印象深い。TABLOの抜群の作詞センスと強弱の調整に長けているSOLのボイスがシナジー効果を出している。

ラストトラック『LOVE YOU TO DEATH』は、SOLのパワーフールでグルーブのあるボーカルが曲の夢幻的な雰囲気と調和し、アルバムの最後を飾る。

SOLは、2日午後に開かれた2ndアルバムのリリース記念記者会見で「私がSOLという名で発表する2番目のアルバムだ。本当に長い間作業してきた。長旅をして帰ってきた気分。その間、色んなことがあったが、その一瞬を忘れずに音楽に反映しようと努力した。」と述べていた。このようにSOLは、今回のアルバムを通じて「BIGBANGから離れたSOL=黒人音楽」と固まっていたフレームから抜け出した。勢いのあるSOLのセカンド・チャレンジは、彼の無限の可能性を証明してくれた。

一方、SOLは8月12日初の日本ソロツアー「SOL JAPAN TOUR 2014(仮称)」を開催する。大阪国際会議場グランキューブ大阪で2回の公演を皮切りに、8月17日、18日にはパシフィコ横浜国立大ホールで、8月23日、24日には福岡サンパレスホテル&ホールでそれぞれ2回の公演を行う予定。

2014. 6. 3.