G-DRAGON、13歳のヒップホップボーイの15年後[ソン・ナムウォンの集中探究]

2015-06-20 11:48 am

[OSEN=손남원 기자] G-DRAGON、またはジードラゴン。本名はクォン・ジヨン。人は彼のことをGDと呼んでいる。

*GD、1人7色

G-DRAGONはもうただの歌手とは言いにくい。彼の才能を欲しがる世の中は、彼がただ一つのことに集中するようにはさせない。作曲とアルバムのプロデュース作業はミュージシャンとしての領域拡大だと言えるだろう。しかし、パリのファッションウィークが毎年、彼を招待し、ソウル市立美術館は美術家12人とG-DRAGONがコラボした展示会『PEACEMINUSONE』を開催した。『無限挑戦』、『ランニングマン』などのバラエティ番組に出演した彼は、センスのあるエンターテイナーとしての資質も見せている。

1.約10年間トップとして君臨しているグループBIGBANGのリーダー。

2.毎年巨額の著作権料を稼いでいる作曲家であり、プロデューサー。

3.パリのファッション業界が愛し、認めているファッショニスタ。

4.現代美術とコワークで展示会を開催する総合アーティスト。

5.ワールドツアーが可能なソロ歌手。

6.舞台衣装を直接作ってコディネートするデザイナー。

7.MVや番組出演で実力を磨いてきた予備俳優。

*天真爛漫少年から反抗児、紳士からラッパーまで

YGのヤン・ヒョンソク代表プロデューサーは、19日自分のインスタグラムにG-DRAGONの13歳の頃の写真を投稿した。レゲエヘアの少年は、無邪気で澄み切った笑みを浮かべていた。それから15年後。G-DRAGONの日常は、SNSやマスコミの取材で全て公開されている。髭の生えたおじさんっぽいスッピンでちょっとしたショックを与えたり、一方で彼独特の強烈なカラーにおしゃれなアクセサリーをミックスしたファッションスタイルで一気にそのイメージを覆すこともある。映画『キングスマン』の中でコリン・ファースは、マナーが紳士を作ると語った。G-DRAGONのスーツファッションは、ダンディーなイギリスの紳士さえ惚れ惚れにしてしまうくらいだ。G-DRAGONはカメレオンなのか。

*G-DRAGONがクォン・ジヨンを語る。

G-DRAGONは、6月18日午後JTBCの『ニュースルーム』に出演し、ソン・ソクヒアンカーと話し合った。アイドル歌手として看板報道番組でこのような待遇を受けるのは非常に珍しいことである。EXOやSHINeeなど、他のアイドルグループとの差別化ポイントがあるとすればそれは何かというソン・ソクヒアンカーの質問に「我々は、曲を直接作り、それが大衆受けしていることが違うところだ」とし、本音を明らかにした。G-DRAGONはいつも堂々としている。それでさらに強くアピールしている。それを聞いたソン・ソクヒアンカーは、「その話を聞くとEXOのファンが非常に怒るかもしれない」と冗談を飛ばし、それに対しG-DRAGONは「事実なので仕方がない」と答えた。

「曲に誇りを持っている。長い空白があったので、長く、いろんな方法でこれまで待ち続けてくれたファンの皆様にプレゼントをしたかった。5年後、10年後にはどんなことをしているのだろうかといつも考えている。現代美術分野に挑戦したのもそのような悩みの延長線上にあったものだった」(PEACEMINUSONEの記者会見より)

「曲の中で各自自分のパートを増やしたいと張り合うより、全体的なメンバーのバランスについていろいろと考え、たくさん話した。曲の特徴やボーカルの唱法など、テクニックを見せたり上手くやりたいと思って無理をするよりむしろ適当に歌った。例えば、以前は歌詞を見ながらブースの中でレコーディング作業をしたが、今回は歌詞を完璧に覚えて電気も消して歌詞を思い出しながら歌った」(5月1日カムバック前のOSENとのインタビューより)

*最後に…

G-DRAGONは今も成長し続けている。彼が自分の未来を楽しみにしている以上にファンも彼がどのように変わり、成長していくのか大きく期待している。彼は言う。「(BIGBANGのデビューから)10年という時間が経っているが、それは短いと言えば時間であり、長いと言えば長い時間である。もうそろそろメンバー個々人の良いところだけをピックアップし、お披露目できるくらいになったと思う。歌は、ありのままで自由に受け止めて聞くべきだと思う。何かしらの意味を込めて我々しか分からない何かを仕掛けるよりは、自由に聞ける曲を伝えたかった」と。

解脱の境地が感じられる一面ではないか。

015. 6. 20.