PSY,“史上最短1億突破”で正真正銘のワールドスター!+初のビルボード1位への期待も大!

2013-04-17 06:08 pm
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ワールドスターPSY(36・パク・ジェサン)が新曲’ジェントルマン’のミュージックビデオでYouTube史上最短の再生回数1億突破に成功し,嬉しいことが重なっている.

13日午後9時に公開された’ジェントルマン’のミュージックビデオは,17日午前5時ごろにPSYのYouTube公式チャンネルだけで再生回数が1億135万5837回となっている.これにより,公開から40時間で5000回を越えたことに次いで,80時間で1億を突破した.これは,YouTube史上最短の記録である.公開直後から80時間に至るまで,1時間当たり平均126万回,1日の平均ではおよそ3000万回の再生となっている.

今回の成果は,記録そのものも十分意味があるのだが,PSYがワールドスターであることを改めて証明した結果であり,米国ビルボードのメインシングルチャートで初めて1位になれるのではないかという期待も一層高めたという面から,より意味深い記録だという評価を得ている.

PSYは,昨年の下半期に’馬ダンス’を前面に出した’江南(カンナム)スタイル’でミュージックビデオが世界的な大ヒットとなり,一気にワールドスターとして飛躍した.しかし,それだけに次の曲に対する負担も高まった.’江南スタイル’に次ぐ新しい曲とミュージックビデオがうまくいかない場合には,PSYはコミカルな’馬ダンス’で関心を得た一過性の韓国歌手だと思われる可能性があったためだ.

そのため,ユーモア溢れる人で有名なPSYだが,今回の’ジェントルマン’に対する負担は絶大なものだった.PSYは13日の単独コンサート直前に開かれた記者会見で”皆’負担を感じないで’と言ってくださったのですが,負担を感じないようにするほうがもっと負担になりました”と言ったほどである.そう言いながらもPSYは,今回も自身が最も得意で,最も好きなことを世界のファンに見せようと,決めたそうだ.

‘ジェントルマン’は,音楽面では中毒性の強いエレクトリックで繰り返されるコードを前面に出し,ミュージックビデオは再び笑いを強調した.

特に,PSYは今回のミュージックビデオで終始”私は紳士(ジェントルマン)”だと叫んでいるが,その行動はあまりにも言っていることとうらはらで,見る人の笑いをかもし出している.また,自分のスタイルに変えたBrown Eyed Girlsの’アブラカダブラ’の振り付けだった’生意気ダンス’も笑いを誘っているポイント.所々登場するMBCバラエティ番組’無限挑戦’のメンバーの面白おかしい演技と表情,そしてセクシーなガインの魅力はミュージックビデオに楽しさを増している.

PSYの戦略は,一部の懸念とは異なり現在まで非常に良く当てはまっている.

コミカルな’ジェントルマン’のミュージックビデオは公開直後から物凄い勢いで再生回数が増え,ついにはYouTube史上最短で再生回数1億を突破するという記録を樹立した.また,各国基準で12日の午前0時に119カ国で公開された’ジェントルマン’の音源も,17日午前現在なんと30カ国以上のiTunesトップシングルチャートで首位をキープしている.

‘ジェントルマン’のミュージックビデオと音源はPSYが,かりそめのワールドスターではないということを証明した.米国のビルボードもPSYの’ジェントルマン’ミュージックビデオが公開直後から爆発的な人気を得ると”PSYは’ジェントルマン’で自身がワンヒットワンダー(一つのシングルだけが大ヒットしたアーティストを意味する)以上の歌手だということを証明した”と評価した.’ジェントルマン’ミュージックビデオがYouTube史上最短で再生回数1億を突破した事実がより大きな意味を持つ理由である.

このミュージックビデオが最短時間で1億回を達成したことは,PSYがビルボードのメインシングルチャートHOT100で初めて1位を達成することにも,大きな力となっている.

これまで,ビルボードHOT100はニールセンBDSで調査した1000以上の放送局での放送回数,ニールセン·サウンドスキャンによるシングル販売量,デジタル音源のダウンロードや有料のストリーミングなどを合算して順位を付けた.しかし,今年2月から順位の集計にYouTubeの再生回数とUCCの制作回数なども含まれた.

‘ジェントルマン’のミュージックビデオでYouTube史上最短の再生回数1億回を突破したPSYにとっては有利な条件だと言える.1億回を達成するまでの流れをみると,’ジェントルマン’のミュージックビデオは当面,この勢いを維持するだろうという分析が支配的だ.つまり,’ジェントルマン’ミュージックビデオの高い再生回数は今後,PSYが’ジェントルマン’でビルボードHOT100で初の1位に挑戦するにおいても好材料となるということだ.

実際,昨年11月までビルボードHOT100で7週連続2位を記録してから,徐々に順位が落ちていたPSYの’江南スタイル’は今年の2月22日に発表されたビルボードHOT100の最新チャート(3月2日付け)でその直前の週よりなんと22個も順位が上昇し,26位にランクした.ランキングの集計方法の変更が影響を与えたからである.もし,PSYがビルボードHOT100で 2位を占めていた時,YouTubeのヒット数が含まれていたとすればミュージックビデオの再生回数が爆発的だった’江南スタイル’は,HOT100の1位に上がっていただろうという主張もある.

しかし,PSYはもうこれ以上悪条件に置かれていない.彼の最大の強みの一つであるYouTubeの再生回数が今ではビルボードHOT100チャートのランキング集計に反映されているからである.まさにこの時,PSYは’ジェントルマン’のミュージックビデオでYouTube史上最短時間で再生回数1億回を突破したのだ.これが,今回の記録がにさらに注目されている理由である.