GD「ソロ、あきらめようと思っていた…自分の内面の『COUP D’ETAT』が必要」
[스타뉴스 윤성열 기자] 「『COUP D’ETAT(クーデター)』は、権力を握っている人の下にいる人が政権交代を果たせるという意味で捉えました。いつまでも自分自身を破って飛び越すことが目標であり、悩みでもあります。そういう意味から『COUP D’ETAT』というキーワードを思い浮かべることになり、いろいろと作業をしながら、これに合った音楽を作れたと思います」
人気アイドルグループBIGBANG(D-LITE、T.O.P、V.I、SOL、G-DRAGON)のリーダーG-DRAGONが、ソロ歌手として戻ってきた。9月2日と5日には、ソロ2ndフルアルバム「COUP D’ETAT」の収録曲を公開した。
2012年9月に発表したミニアルバム「ONE OF A KIND」以来、およそ1年ぶりにリリースするアルバムである。
9日午後、ソウル清潭洞(チョんダムドン)のカイスギャラリー(Cais Gallery)で行われた記者懇談会で、G-DRAGONは「今回のアルバム作業をするとき、いろいろな悩みがありました」とし「ソロは大変なので、もうあきらめようとも思いましたが、多くの人が愛してくださったので、続けてやらなきゃと決心しました」と語った。
「一人で、多くの部分をカバーしているので、スランプとは言わないまでも、これ以上新しいものをどう生み出せばいいのかに対する不安感がありました。アルバムを作る際に誰か一緒に聞いてくれる人が多くはなかったので、良し悪しの判断がつきかねたようです」
彼は、今回のアルバム作業の時には、いつもとは異なりストレスも多かったという。
G-DRAGONは「音楽も昔に比べて急速に変化しています。今年だけ見てもヒット曲や人々が何年も続けて好きになれる曲があまりなかったので、そのような(ヒット)曲を作ろうとする僕としては、あいまいな感情が絡まっていました」と説明した。
音楽とファッションのトレンドをリードしていくトレンドセッターとしての悩みも語った。彼は「内面的な葛藤が多かったです」とし「良い反応を得ると気分も良くなるんですが、これからも人々を満足させなければならないという負担が多くなる時期だと思います。先輩たちが、これを『成長痛』だと言ってくれました。もっと頑張るしかないと思います」と述べた。
彼は、自分が注目される秘訣は彼特有の「チャラさ」だと自評した。「俗に言って、僕は『ちゃらい』のが好きです」と明かした彼は、「歌だけでなく、ステージの上でのジェスチャーや、スタイリングまでも、この『チャラさ』をベースにしています」とし「どう見るとこれはだらしない人に見えるかも知れません。しかし、たぶん人々はこういう姿を可愛く見てくださっているようです。まだ若いからだと思います。そういう部分を魅力として溶け込ませるようにしています」と語った。
G-DRAGONは今回のアルバムに、以前より余裕を持って多様なジャンルの音楽で埋めた。破格な変身よりは、1段階アップグレードした音楽性が際立つという評価が多い。
世界的に有名な海外ミュージシャンが数多く参加し、完成度を高めた。米国出身の女性ラッパーミッシー・エリオット(Missy Elliott)がフィーチャーリングとして参加した『NILIRIA』、音楽プロデューサーのディプロ(Diplo)とバウアー(Baauer)が参加した『COUP D’ETAT』などが収録されている。
彼はミッシー・エリオットとのコラボに満足感を表しながら「韓国的なものをモチーフにした曲なので、現在、外国で売れているラップスターよりは、以前から実力で名を馳せているアーティストとのコラボが良いと思いました」とし「男性よりは女性を想定して探していた途中、以前からミッシーのファンだったのでコラボが可能かと聞いたところ、快く受け入れてくれました」と述べた。
タイトル曲は計4曲にした。『CROOKED』は、恋人と別れた男性が、その悲しみを乗り越える過程を表現した曲で、歌いやすいメロディーにストレートな歌詞とリズミカルなロックサウンドが印象的だ。
『NILIRIA』は韓国民謡『ニリリヤ』のボイスサンプルを用いて作ったヒップホップ曲。『WHO YOU?』はアコースティックスタイルの曲で、ファンキーな歌声とバンドのサウンドが魅力的である。『BLACK』は、G-DRAGONの所属事務所であるYGエンターテインメントで準備している新人ガールズグループのメンバー、キム・ジェニがフィーチャーリングした。
G-DRAGONは、新しいアルバムに対する満足感を表しながら「個人的には実力が上がっていると思います」とし「一人で作業していた時より、他のアーティストとのコラボでは学ぶ点も多いし、個人的な音楽の領域も広まったと思います」
この日の懇談会は「G-DRAGON SPACE 8」展示会のオープン記念も兼ねて行われた。
彼は、展示会について紹介しながら数字「8」に関わる意味を説明した。G-DRAGONは「8は、僕にとってラッキーナンバーです」とし「88年8月18日生まれで、迷信のようですが意味も良く、メビウスのようでもあり、子供のときから8が好きでした。今回の展示会のコンセプトも8にして8つのセクションに分けて構成しました」と説明した。
G-DRAGONは、13日に『WINDOW』ともうひとつのバージョンの『BLACK』の音源を公開し、オフラインでも正式にアルバムの発売を開始する。
G-DRAGONは、9月10日から17日までの8日間、ソウル江南区清潭洞(カンナムクチョンダムドン)にあるカイスギャラリーで単独展示会の「SPACE 8」を開催する。今回の展示会ではG-DRAGONの未公開アルバムジャケットや写真などが公開される。また、ワールドツアーの際に使用した小物と衣装なども展示される。
2013. 9. 9.