2NE1「お金持ちになった気分、私たちの枠を超えました」(インタビュー)

2014-03-17 03:27 pm
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[텐아시아 = 박수정 기자] 2NE1は他のガールズグループとは違う。セクシー、キュート、清楚などガールズグループのコンセプトを定義できる表現があるとすれば、2NE1は「2NE1らしい」という表現だけが似合う、2NE1ならではの色を作り上げた。2NE1について強い音楽、強い女性だと定義する人たちもいるが、2ndフルアルバムには『CRUSH』や『COME BACK HOME』のように2NE1がこれまで見せてきたものが色濃く反映されている歌から、『IF I WERE YOU』『GOOD TO YOU』のように『MISSING YOU』で感じられた切なさ、『HAPPY』『BABY I MISS YOU』のようにメロディーがはっきりとした曲など、音楽のスペクトラムが多様だということを感じられる。

特に、今回のアルバムはCLが作詞・作曲に参加した曲が5曲も収録されており、音楽面でも一段階成長した姿が窺える。アルバムは大ヒットで、連日新記録を樹立。米国のアルバムチャート「ビルボード200」で61位に輝き韓国の音楽業界史上、最高の記録を立てた。タイトル曲の『COME BACK HOME』は配信開始直後に音楽配信サイトのチャートを総なめにし、3月16日にはSBSの「人気歌謡」で地上波1位も獲得した。そんな2NE1に会って、今回のアルバムに関する話を聞いてみた。

.まず、2ndフルアルバムをリリースした感想を。

CL:2ndフルアルバムをリリースするまで4年以上かかりました。新曲がこんなに多く収録されたアルバムは初めてなので1stアルバムのような感じもあります。久しぶりに、良い曲を持ってファンの元に戻って来れたのでとても嬉しいです。

DARA:シングルではなく、フルアルバムをリリースして活動しているのでお金持ちになったように気分がしました。お見せしたい新曲も多く、良い音楽もあふれているので、ファンの皆さんも喜んでくれてます。そのおかげで私も肯定的になったので、もっと良い舞台をお見せできると思います。

.CLは、今回『CRUSH』『IF I WERE YOU』『BABY I MISS YOU』など、曲の作業に参加したソロ曲が収録されたのですが、その部分で自信も付いたのでは?

CL:思ったよりたくさんの方が「良い」と言ってくださって、肯定的な反応も多かったので、気分良く作曲を始められたと思います。これからも楽しみながらやりたいです。作曲は、私が必ずやらなければならない、ということではないので楽しく音楽を作っています。メンバーのために、そして舞台のために歌を作るのが幸せな気分です。

.プロデューサーTEDDYが色々手伝ってくれましたか?

CL:TEDDYだけでなく、CHOICE37、DEE.Pなど会社にいる作曲家全員が助けてくれました。初めてなのにモニターをしてくださったり、自分の意見を話してくださったり、たくさん応援してくれて、楽しく作業しました。

.作曲を始めた一番のきっかけは?

CL:去年はシングルだけをリリースしたんですけど、いつの日かいきなりやってみたいと思いました。実を言うと「アルバムのために」だとか、「2NE1が歌う」なんてことは全く想像もしませんでした。ただ日記を付けるようにストーリーを書いて、元々あるビートではなく従来のビートに作ったりして、面白半分で始めたんです。退屈だったから始めたもので、最初は英語で歌詞を書いたんですけど、ヤン・ヒョンソク社長が聴いて「韓国語で書いてみたら?」と言ってくださったんです。『IF I WERE YOU』が初めて韓国語で歌詞を付けた曲ですね。

.BIGBANGのリーダーG-DRAGONを中心に自作曲を手がけていますが、それが刺激になりましたか?

CL:そういうのは全然ありませんでした。

.米国の「ビルボード200」で61位にランクしました。これは韓国の新記録ですが、その感想は?

CL:実は「ビルボードチャートを見よう」「順位確認しなきゃ」とかは全く考えられませんでした。サプライズプレゼントを貰ったような気分でした。とても長い間準備したアルバムだったんですが、予想外の嬉しい出来事でした。

.61位を記録したというのは、2NE1が米国にアピールするほど魅力があるという意味ですが、その魅力とは?

CL:違うからこそ、とてもユニークだと感じているようです。「2NE1は、私たちが持っていないものを持っている」という考えですね。あと、英語で歌うときより、むしろ韓国語で歌う時に魅力を感じると聞きました。韓国語では理解が出来ないにも、私たちの気持ちが伝わったり、あまり不便だとは思わなかったりするのが不思議でした。

DARA:音楽が大きな要素だと思います。言葉が通じなくても、皆で楽しめるという部分が役に立ったと思います。

CL:よく聞くのが、私たちを見るとアニメーションを見ているようだということです。「人」のような感じがせず、服も華やかに着てて、ユニークなので漫画のキャラクターみたいだと言ってました(笑)。ウィル・アイ・アムもそういう風に言ったし、私たちが背も低くて小さいからというのもあると思います。

.G-DRAGONと一緒にフィーチャーリングとして参加した、世界的なDJスクリレックスの『DTY VE』にも韓国語で歌詞を入れましたね。

CL:韓国語が好きなので、「韓国語でやりたい」と先に話す方です。

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.少女時代と活動時期が重なりましたが。

CL:3月1日~2日からコンサートでアルバム活動を始めました。去年はワールドツアーをアルバムなしで回ったんですが、2度目のワールドツアーまでアルバムを出さずに行うわけにはいきませんでした。コンサートの日付は既に決まってて、アルバムが2月末には必ず出なければならない状況だったんです。実は、以前はチャートも、1位をするのも重要でした。私たちはまだデビューして6年しか経っていませんが、それでも今回は、私たちの枠を超えるのが重要だと思ったんです。チャートの成績よりは私たちが仲良く、楽しく音楽をして、多くの方に音楽を伝えること、それがその次の段階でした。今回は、そういうことがとても重要だと思っていました。

.それでは自分たちの枠は超えた、ということですね。

CL:かなり、超えられたと思います。時間はかかりましたけど、それだけの価値はあって、私たちの関係ももっと深まりました。

MINZY:私の場合、以前は自分のパートのダンスに集中してたんですが、今回はボーカルや表情、動作にも気を使いました。以前はボーカル面で深みが足りなかったのが、今では感情を込めて歌えるようになりました。

.他のメンバーはどうですか?

BOM:今回アルバムで、『CRUSH』は普段歌ったことのない曲だったので、少し戸惑いました。チェリン(CL)のおかげで(笑)歌う事になって、良く歌えたので自分の殻を破れたと思います。

DARA:チームで新しい作曲家が生まれて、その曲で歌を歌ったということ自体が新しい試みだったと思います。これまでお見せすることのなかった感じが多かったですね。私にもピッタリ合う、そんな曲を作ってくれたのでとても満足です。

.BOMは、今回のボーカルでどういう部分に重点を置きましたか。

BOM:もっと歌詞に集中して、感情を入れるように努力しました。私が感じる感情を、聴く人も同じく感じて欲しいと思いました。舞台で観客席を見ると、私が歌うときに同じ感情を感じてる観客が見える時があります。どうすればより多くの人々にそういう風に感情を伝えられるか、一生懸命考えてます。

.MINZYのボーカルは本当に成長したと感じました。どう練習したんですか。

MINZY:練習する時、昔のディーヴァの歌をたくさん聴きました。上手く歌えない部分があったんですが、ずっと練習しているうちに歌えるようになりました。ホイットニー・ヒューストンやマライア・キャリーの歌を歌うことで音域を広げられました。また、今回は私に良く似合うパートをくださったので(笑)。特に、CLお姉さんが『IF I WERE YOU』で私に似合うパートをくれました。

.他のメンバーは、自分に最も良く似合う収録曲はどれだとおもいますか。

BOM:『GOTTA BE YOU』が好きです。メロディーが口ずさみやすいという感じがしました。大衆もとても好きになると思います。

DARA:私は『BABY I MISS YOU』。これまで「強い」感じの曲はよく歌ったんですけど、可愛らしい曲を歌ったことはないですね。レコーディングは大変だったけど、「私こんな声も持ってるんだ」っていうことを知ることができました。CL様よろしくお願いします。

CL:全部私の子どものような曲ですけど…選ばなきゃいけないんですか(笑)。作曲に参加しなかった曲から選ぶと…『MTBD』ですね。久しぶりに、私らしいラップをした気分で良かったです。

.DARAは、ファンからたくさん褒められたとか。

DARA:「DARAも歌上手なんだな」っていう感じの反応でした(笑)。これまで歌ってきた曲とは結構違いましたね。『BABY I MISS YOU』や『IF I WERE YOU』の前の部分で、詠ずるようなところとか、新しい姿を導き出せたと思います。

.少女時代は恋愛も公開したりしましたが、2NE1はそういうこと全くありませんよね。

CL:私たちも嬉しい知らせをお伝えしたいです。でも、性格上、恋愛を公開したいと思うタイプではありません。相手の男性もいないですし。

DARA:ある方は、私に恋愛細胞が死んでるようだと言ってました(笑)。

 
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.今回のコンサートで、男性ファンを舞台の上に招いてセクシーパフォーマンスを披露し、話題を呼みばした。

CL:セクシーなのはしないのか、と結構聞かれたこともあって、コンサートの時にやってみなかったことに挑戦してみたかったです。コンサートに来たファンに、また一味違う魅力をお見せするほうが楽しいと思って、4人の男性ファンを抽選して『I LOVE YOU』の後半部の時にパフォーマンスを披露しました。コンサート会場に入場する時に咄嗟に抽選したので、皆予想できず、ビックリした様子でした(笑)。

 

.DARAの割れた腹筋も話題となりましたね。

DARA:運動は、YGに入ってからは地道にやってます。もう8年目かな?(笑)コンサートを控えてからは2ヵ月前からプロジェクトを組んで、2月中旬から食事管理もしました。コンサートの時はお腹が空いて大変でした(笑)。

CL:お分かりのように、DARAお姉さんが一番痩せてるので周りの人はもっと辛いんです。私たちは平均なのに…

DARA:新しい挑戦をするためにやったことですので、これからは控えることにします(笑)。

CL:DARAお姉さんの好物がラーメンなんですけど、ラーメンを食べなかったんです。本当に決意したんだな、と思いました。

.『HAPPY』は2年前にミュージックビデオ撮影まで終えたと聞いたのですが、なぜこんなに遅く公開することに?

DARA:『HAPPY』は、アルバムに収録しようとした曲なんですけど、今やっとアルバムが出たからです(笑)。

CL:ヤン・ヒョンソク社長が、改めて見ては「若く見えすぎ」だと言ってました(笑)。

.CLはPSYのミュージックビデオにも出演したと聞きましたが、どうでしたか。

CL:スヌープ・ドッグと一緒に公演をしたことがあるんですが、韓国に来る前から連絡をくれました。スヌープ・ドッグが韓国に来たので、PSYのミュージックビデオの撮影現場に遊びに行ったんですkど…行ったら…(笑)実は、消したい映像のうち一つです。とっても良い思い出だったけど、私があまりにも何の準備もせず気楽に遊びに行ったので、メイクとか全然準備されていない状態で出演することになって、心残りがあります(笑)。

.CLは、ファッションとビューティにも関心が多いんですよね?

CL:元々服が好きで、関心が多くて、今後コラボもすると思います。先日、化粧品会社のモデルになってからヤン・ヒョンソク社長に会ったんですが「CLは、メイク前と後が明確だからね。君みたいな子が本当に良いモデルなんじゃない」って言ってました(笑)。広告の写真を見て、良かったと、綺麗に写ってると褒めてくださいました。無理に可愛く見せるのではなく、カッコイイ感じを出そうとしています。

.MINZYは大学に進学しましたが、どうですか?

MINZY:高等学校卒業学歴検定考試を受けて学校に通わなかったので、一緒にご飯を食べるのも不思議で、今は全てが不思議でいっぱいです。 でも思ったより、良く馴染んでいる感じです。

CL:MINZYと知り合ってもう10年になりますけど、私たち3人は学校に通いましたが、MINZYは中学の時から12時になると練習室に来ました。まだ幼いのに、早く大人になり過ぎたと思ってました。最近MINZYが、寝る時間を割いて学校に行ってまして、服も学生みたいに着たり、見ている私もとても嬉しいです。これからも、ささやかなことでもたくさん経験して欲しいです。

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.デビューしてから最も辛かった時は?

CL:私は、過去2年間ですかね?一番の山場ではなかったんですけど…『I AM THE BEST』が収録されたミニアルバムをリリースしてからはシングルだけ発表しました。皆さんに早く良い音楽をお聞かせしたいという思いと、もっと良い曲が完成しなければ出れないという思い、この両方の気持ちが大きかったです。なので、メンバーが誇らしくありがたいのが、諦めなかったということです。自分を諦めず、一生懸命自分の分野で努力してくれたのでとても感謝してます。

.最初のワールドツアーと違う部分はありますか?ワールドツアーを始めるにおいてその覚悟は?

CL:新しい曲とステージがあるので、とても心強いです。どこに行っても、ファンと触れ合うことほど楽しいことはありません。コンサートには、私たちのファンだけが来るのでとても愛があふれる空間です。去年のワールドツアーの時、私たちだけの思い出もたくさん作ったんですが、今回も思い出を作る良い機会になると思います。

DARA:周りの方が今回のソウルコンサートを見て、これまでのコンサートの中でも一番頑張ったんだね、と言ってくれました。常にアップグレードして、進化しようと努力しているので、音楽も楽しく、ロック的な面も多くなりました。以前よりもっと楽しく、がむしゃらに遊べる環境が整ったと思います。今回は初めて行くところも多いので、とても期待してます。

BOM:走り回りながら遊ぶように、楽しい姿をお見せしたいです。

MINZY:観客から常に良いエネルギーを貰うんですが、そのエネルギーでもっと頑張れます。一緒に遊べるような、そういう舞台を作りたいです。

.ミュージシャンとして、それぞれ成し遂げたいものは?

MINZY:この歌手と一緒に作業をすると、インスピレーションを受けるという話を聞きたいです。後悔させない、そういうミュージシャンになりたいです。

BOM:私たちの音楽で、私の声で勇気付けられたら、と思ってます。皆に力になる、そんなアーティストになりたいです。

DARA:小さいことですけど、まだお見せできなかった姿が多いと思うので、もっと成長する人になりたいです。最近楽器を学んでるんですが、ギター一つでどんな曲も出来るように練習して、披露したいです。

CL:私も幼い時から音楽をやってて、デビューも早かった方です。そのせいか、人々が私が成長するのを見守って、育ててくれてるというような感じがよくしました。以前は私がやりたいことが重要で、私が望んでることをやらなければ、という考えが強かったですね。でもこれからも、今までのように人々が私を育て、一緒に時間を過ごして、一緒に成長していきたいと思ってます。

 

2014. 3. 17.